【平和島・グランプリ】“レジェンド”今村「俺はまだ老いてない」

[ 2014年12月18日 05:30 ]

50歳を過ぎて大活躍を続ける今村

 ボートレース平和島のSG「第29回グランプリ(賞金王決定戦)/グランプリシリーズ」が18日、開幕する。今大会から出場枠が拡大し、2ステージ制移行など一新された。生まれ変わった1億円バトル。初日11、12Rのトライアル1stは14年の流行語大賞トップ10にちなんだ選手に注目だ。11Rは1号艇の“レジェンド”今村豊(53=山口)のイン戦で決まり。

 スポーツ界のレジェンドイヤーを締めくくるのは、今村だ!

 今年はノルディック・スキージャンプの葛西紀明(42)がソチ五輪で冬季では日本人最年長となる2個のメダルを獲得。先月29日にW杯の最年長優勝記録を更新した。プロ野球中日投手の山本昌(49)は今季49歳0カ月の史上最年長勝利を達成。スポーツ界で活躍するベテランを称した「レジェンド」はユーキャン新語・流行語大賞トップ10に選ばれた。

 今村は5月のオールスター(福岡)、6月のグランドチャンピオン(浜名湖)とSG連続優勝戦1号艇の偉業。最年長SG優勝記録の更新こそ逃したが「50歳を過ぎて一番いい一年」と充実のシーズンを送った。まさにボート界のレジェンド。「“この年齢で”と言うかもしれないが俺はまだ老いてないって!!」。これでもかというくらいに意気軒高だ。

 前夜祭で引いた11号機はダブルエース機に次ぐ評判エンジンだが、「ペラが全然違う」と第一印象はいまひとつ。それでも「本体はいいと思うので」。エンジンの素性を信じ、初日11Rまで調整を続ける。まずは愛弟子の白井の待つトライアル2ndへ。「1つでも前を走っとかないと」。賞金ランク8位で手にした1号艇で負けるわけにはいかない。しっかりK点越えだ。

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2014年12月18日のニュース