【有馬記念1週前追い】ジェンティル 戸崎駆けつけ1馬身先着

[ 2014年12月18日 05:30 ]

坂路で追い切るジェンティルドンナ

 ジェンティルドンナの1週前追いは美浦から戸崎が駆けつけて坂路へ。先行したサンライズネオ(4歳1000万)に手応え十分に並びかけ、軽く仕掛けて約1馬身先着。今年の天皇賞・秋(2着)に続く2度目のコンビとなる鞍上は当時以上の感触を口にした。

 「馬場が凍っていたので、目いっぱいという感じではなく少し伸ばした程度。スッと反応してくれたし、天皇賞の時と比べても今回の方が良さそう。気持ちが乗っていますね」

 天皇賞では内枠で前が窮屈になるシーンもあったが、闘争心をむき出しにして馬群を割って出た。「ジェンティルだから抜けてこられた」と振り返り、その経験があるからこそ「中山でも問題ない」と言い切る。

 2年前に牝馬3冠を達成し、今年はドバイシーマクラシックを制した女傑もいよいよここが引退レース。戸崎は「手綱を任せてもらえるのは幸せなことです」と気を引き締めた。「中山2500メートルは外を回らされると不利。内めで運べたらいいですね。一度乗っているので自信を持っていけますよ」。パートナーを有終Vに導くことが“使命”。名手はその一点に集中している。

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2014年12月18日のニュース