【エ女王杯】2連勝中グレイスフラワー 大金星へ上々

[ 2014年11月13日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=12日】今秋の関東勢はプラスの連鎖反応、好循環が目立つ。例えば先週は秋のG1を制した北村宏、大野がそろって重賞V。その流れでいけば今週は…フェイムゲームでアルゼンチン共和国杯を制した宗像厩舎だ。岡本は2連勝中の上がり馬、グレイスフラワーに熱視線を注いだ。

 追い切りはWコースでインプレスウィナー(7歳オープン)を相手に先行。馬なりのまま5F68秒4~1F13秒0で0秒2先着した。宗像師は「伸び伸び走れていましたね。時計は遅いが、これで十分。体調が安定して、しっかり稽古ができているのがいい」と満足げ。もともと派手な追い切りは少ない厩舎。師の言葉通り気配は上々だ。

 鞍上は2年前にレインボーダリアでエリザベス女王杯を制した柴田善。同馬の印象を尋ねると「一生懸命走る馬。前々走はジワジワ伸びる感じだったけど、前走は切れた。内容は良くなっている」と同じ快勝でも前走の方をより評価した。

 その前走・オクトーバーSは条件戦とはいえ2着リベルタス、3着ブリッジクライムなどG1好走経験のある難敵が相手。クラスが上がって内容も良化となれば、その上昇度は本物だ。48歳の大ベテランは「今回は相手が相手だから。どれだけやれるか」と力関係についてはさすがに控えめだが、同日の福島記念にお手馬・ナカヤマナイトがいる中での京都参戦は、手応えがあればこそか。上がり3F33秒台を連発する末脚は実に魅力的。大金星の“有資格馬”と岡本は見ている。

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2014年11月13日のニュース