【秋華賞】ヌーヴォレコルト130%仕上げ!斎藤師2冠へワクワク

[ 2014年10月17日 05:30 ]

CWコースで万全の仕上がりを見せるヌーヴォレコルト。2冠制覇へ死角はない

 ヌーヴォ2冠へ、万全仕上げ――。「第19回秋華賞」の追い切りが16日、栗東トレセンで行われた。ローズS快勝後、栗東滞在中のオークス馬ヌーヴォレコルトは、CWコースで併走馬を子供扱い。抜群の動きに陣営は次走以降の海外遠征プランまで披露した。枠順は17日に確定する。

【秋華賞】

 オークス馬ヌーヴォレコルトは栗東CWコースで最終仕上げ。松永幹厩舎のアムールブリエ(3歳1000万)とゴッドフロアー(4歳1000万)を7馬身追走からスタート。4角手前で内に切れ込み並びかけると、コーナーを回り切った時点で2馬身差。残り1Fで軽く仕掛けられると馬体を沈めグンと加速。ゴール前ではあっさり4馬身突き放した。時計は6F81秒8~1F12秒2をマーク。

 駆け付けた斎藤師は満面の笑みで「時計は速くなったが、それだけ調子がいいということ。夏を越して体幹のブレがなくなってきている。非常にいい状態」と自信たっぷりに話した。

 原禮子オーナーの意向もあって、ローズS後は美浦に帰厩せず直接栗東入り。慣れない“アウエー”での生活を支えるのは、帯同馬で半妹のヴェールデローザ(父ネオユニヴァース)だ。「お互いに助け合っているように見える。とてもいい関係」と師。美浦の厩舎では馬房の扉は閉めているが、こちらでは常時オープン。いつでもお互いの顔を見て安心できる環境をつくっており、それが心身の充実につながっている。

 常にポジティブな発言で陣営を鼓舞し続ける斎藤師。桜花賞時は仕上がりを「100%」とコメント。オークスでは「120%」。言葉通りのこん身仕上げでハープスター逆転劇を演じて見せた。では、今回は?の問いに「120から130%」。ハープスター不在の今回はライバルを迎え撃つ立場。それでも「ドキドキの緊張より、ワクワクの楽しみの方が大きい」とキッパリ。最後まで強気の姿勢を貫く若き師の目に映るのは、「2冠」の2文字だけだ。

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