【秋華賞】ヌーヴォレコルト 斎藤師「マークされても力発揮できる」

[ 2014年10月17日 05:30 ]

調教を終え、笑顔で会見に臨む斎藤師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、秋華賞にヌーヴォレコルトを送り込む斎藤師の胸の内に迫った。

 ――ヌーヴォレコルトの前走(ローズS1着)はオークス以来の競馬でした。8月27日には帰厩後、初めての時計が出ていた。

 斎藤師 はい。牧場でも乗られていて、すっきりした体で帰って来てくれました。だからいきなり良い感じで動いてくれていました。

 ――自然と仕上がりも良くなった。

 そうですね。オークス後は早々に秋の目標を秋華賞とし、ローズSをステップにすると決めたので仕上がりは万全でした。

 ――好スタートから好位を上手に立ち回った。

 スタートで出していったので逃げるのかと思うくらいの勢いでした。でも鞍上が次を考えてハナには行かなかったようです。

 ――結果的に強い内容で完勝しました。

 はい。オークスがフロックではないところをお見せできて良かったです。

 ――レース後は栗東トレセンに入り調整。

 美浦から関西圏に2回、輸送するよりは絶対に良いので、当初からそういう予定を組んでいました。

 ――レース後の反動は?

 レースの疲れと環境の変化もあって、さすがに最初の1週間は多少、疲れていた感じでした。でもその後は良化して、先週見た感じでは丸みが出て良い体に戻っていました。

 ――元来キツい調教にも強いタイプですよね?

 そうですね。オークス前はかなり攻めたけど、カイバが上がるようなことは全くありませんでした。今回も同様です。

 ――阪神外回りの1800メートルから、京都内回りの2000メートルと条件が変わります。

 もともとレースぶりには自在性があるタイプなので、そのあたりの心配は全くしていません。

 ――今週末は良馬場でできそう。

 前走を見てもひと夏を越して瞬発力が以前よりさらについてきた感じ。きれいな馬場でできるのは歓迎です。

 ――レッドリヴェールをはじめ、ライバル陣の巻き返しも考えられますが?

 2連勝しているからといって気を抜くようなことはしていません。加えて別路線組もいるので、万全の態勢で挑まないと厳しいことは覚悟しています。

 ――今回はマークされる立場でもありますからね?

 はい。そのあたりも重々承知しています。少々厳しいマークをされても、力を発揮して結果を出せるように仕上げたつもりです。

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2014年10月17日のニュース