昨春デビュー滝川「進歩」の22勝

[ 2014年10月17日 05:30 ]

滝川騎手

 【地方競馬です!!】昨春デビューの滝川寿希也騎手(じゅきや、19=川崎)が今年、順調に勝ち星を重ねている。今週の地元開催では初日メーン(B3特別)を自厩舎の期待馬マルモリロイヤル(牡3=田辺)で快勝。2日目は1日2勝と気を吐いた。

 ルーキーイヤーは、がむしゃらに突っ走って8勝。今春、3キロ減から2キロ減になった頃からいろいろ考えるようになった。ペース判断、馬場読み、そして初騎乗馬にこだわった。「過去の全部のレースを見て、乗っていた人にも話を聞いて、自分なりに最善の乗り方をイメージした」。派手な活躍こそないが16日現在で今年22勝と前進した。

 「翼からの乗り代わりは3戦2勝なんです!」とニンマリ。翼とは同期の“新人王”笹川翼(大井)。騎手養成所に入る前からの友人で、養成所時代は同部屋だった。「運命の出会いかな。あいつが勝つとうれしいし、これからもいいライバルでいたい」と滝川。

 師匠の田辺陽一師(54)はプロとしての意識や、時には生活態度も厳しく指導している。「何をやるべきか、何がしたいか…。少しは進歩したかな」と苦笑い。山あり谷ありの騎手人生。滝川の歩き始めた道はまだ始まったばかりだ。 (池田 裕文)

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2014年10月17日のニュース