【皐月賞】アジアエクスプレス万全！手塚師「目いっぱい仕上げた」

戸崎を背にアジアエクスプレス（右）はシベリアンスパーブと追い切る

　まさに“青写真通り”の上昇ぶり。休み明けのスプリングＳで２着と初黒星を喫した２歳王者アジアエクスプレスが、Ｗコースで絶大な上積みを感じさせる動きを披露した。

　僚馬シベリアンスパーブ（５歳１６００万）を２馬身追走。直線で内に入って鞍上・戸崎が軽く仕掛けるとスッと加速し、最後は手綱を抑えて併入。５Ｆ６７秒８～１Ｆ１２秒５を刻んだ。戸崎は「全身に走る気持ちをみなぎらせていた」と動きを絶賛した。

　３～４コーナーでモタついた前走とは別馬のような鋭い反応に、手塚師も満足そう。「今後を占うとかではなく、ここは勝負にいくレース。目いっぱいに仕上げた。万全の状態。２歳チャンプにふさわしい走りを期待している」と好勝負を誓った。