【万葉S】“年男”トウカイトリック注目の始動戦

[ 2014年1月3日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=2日】2日が競馬サークルの仕事始めだ。寺下は関係者に新年のあいさつ回りをしながら取材を開始。正月紙面の風物詩と言えば“年男”だが、今年は前代未聞!?のターゲットがいた。

 万葉S(6日、京都)に出走するトウカイトリックだ。02年、ウマ年生まれの12歳。野中師は「凄いなー。ホンマや」と驚きを隠せない。万葉Sは7回目の出走で08、10年にV。昨年は10着に惨敗したが、スポニチ賞ステイヤーズSを勝って臨んだ一戦。トレーナーは「勝ったご褒美に緩めたところがあった。体が増えていた(18キロ増)から」と敗因を振り返った。

 衰え知らずの12歳は前走ステイヤーズSで3着に奮闘。「今回もしっかり仕上げたし、昨年より動ける」と手応え十分。この後、春の天皇賞に出走すれば“前馬未到”の9年連続となる。今後について「(G1出走)8年連続の記録でも絶対破られへん。重賞制覇も狙いたいし、一戦一戦が勝負になる」。“年男”の14年始動戦に注目だ。

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2014年1月3日のニュース