【菊花賞】あくまで菊!尾関師「長めから負荷」不気味サンオペラ

[ 2013年10月17日 06:00 ]

抽選組のマイネルサンオペラ(右)は長めから意欲的な併せ馬

 【G1ドキュメント=16日】台風の影響で開門時間が10時に変更。岡本は朝一番(といっても10時だが…)で菊花賞登録馬の追い切りが行われるかどうかの確認に奔走した。「やらないよ」「あした、あした」。坂路もWコースもポリトラックも閉鎖では無理もない。1頭も追い切らないかと思い始めた矢先、マイネルサンオペラの尾関師が「11時からやりますよ」。目下6分の1の抽選対象だが、これは要注目。追い切りの動きに目を凝らした。

 既に雨はやみ、風が強いため乾きも早い。南ダート(D)コースは不良とはいえ、そこまで悪いコンディションには見えない。サクラディソール(3歳1000万)を大きく追走。直線で外から追い上げ、6F77秒2~1F12秒5で併入した。直線は強めに追われて何とか併入に持ち込んだという印象だが、師は「ディソールは調教で動くし、サンオペラはもともと動く方ではないから。順調にきているかな」と納得の表情。そして追い切りを敢行した理由を「長い距離を走るので長めから負荷をかけたかった」と説明した。長めからやるには、レースまでの間隔をしっかり取れる水曜がベターということだ。

 前走で2500メートル戦を快勝。師は「折り合いに心配がないし、しぶとい馬。京都の速い時計に対応できるかは課題だが、距離はいくらあっても大丈夫だよ」と手応えをにじませた。あくまで菊花賞出走を前提とした勝負の水曜追い。抽選突破なら面白い存在になるかもしれないと岡本は感じた。

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2013年10月17日のニュース