【平和島・全日本選手権】今村F2なんの 4度目のダービー制覇へ

[ 2013年10月17日 06:00 ]

ダービー4Vへ手応え十分の今村

 台風26号の影響により中止順延となったSG「全日本選手権」2日目は、17日に行われる。枠順やメンバーに変更はなく、優勝戦は21日に争われる。初日は、同タイトル最多3Vの記録を持つ今村豊(52=山口)が2着2回の好発進。それもF2の身で残した結果だ。舟足やスタート勘は申し分なし。2日目9Rも5号艇と枠の利はないが、上位浮上の下地は十分に整っている。

 さすがはダービー男。今村豊がF2ながら、初日2着2回と健闘している。カド受け3コースの3Rは、ダッシュ勢の攻めを封じて外マイ。続く7Rでは大外から技ありのまくり差しを披露した。レース後は「新聞の印が薄かったから頑張ってやったわ」と高笑い。全日本選手権で史上最多の3V(87、88、90年)を誇る大ベテランが、いきなり同タイトルとの好相性ぶりを発揮した。

 コースや展開の利がなくて好成績を残しているのだから当然、仕上がりは良好だ。「(白井)英治、(中沢)和志、毒島と直線は一緒くらい」と語ったが、名前を挙げた相手は好エンジンとコンビを組む面々ばかり。伸び中心に上位級の舟足を引き出していると見て間違いないだろう。スタート勘についても「正直言うとコンマ10はつかめてる。もうF切れないから行かないけど」とニヤリ。S一気の攻めはできなくても、これなら遅れることはない。今後も好勝負は可能だ。

 この今村豊が唯一「伸びでやられる」と話したのが烏野。初日3Rで後じんを拝した相手だ。烏野は先輩の高評価に「そんなことはない。足は一緒だよ」と謙そんしたが、それでも手応えは上々。当地G1・3Vの水面巧者でもあるだけに、目の離せない存在だ。

 初日ドリーム戦を制した瓜生は前検同様、レースでも目を引く舟足を披露。3年ぶり2回目のダービー制覇へ、幸先の良いスタートを切った。この他では白井、田村、西山、太田らの気配が光る。

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2013年10月17日のニュース