法学者も高評価「当局の法解釈おかしい」蛭子さんホッ「よかった」

[ 2013年5月24日 06:00 ]

競馬脱税事件判決

 今回の判決に関して、三木義一青山学院大教授(税法)は「画期的で素晴らしい判決だ」と称賛し、そもそも今回の元会社員の所得を一時所得と考える当局の法解釈がおかしく、課税は形式的にすぎたと主張。税法は市民の常識によって納得できるものでなければならないことが前提であり、判決は、裁判所が実態に即して条文を正しく判断した結果と言えるとした上で「刑事事件ではあるが、従来の課税実務に大きな反省を示すものとして高く評価したい」と話した。

 一方、漫画家でギャンブル好きとして知られる蛭子能収さん(65)も「厳しい判決が出ていたら競馬ファンの夢をなくすところだった。よかった」と胸をなで下ろした。さらに、自らは45年間ずっと負け越し続きだとした上で、「この男性のようにもうけ続ける人がいた方がギャンブル界も活性化するのではないか」と訴えた。

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2013年5月24日のニュース