フリオーソ、ボンネビルが引退式 名馬2頭に主戦「お疲れさま」

[ 2012年12月30日 06:00 ]

引退式を行ったボンネビルレコード(左)とフリオーソ

 東京大賞典の余韻が残る午後6時すぎ、ゴール前で地方の名馬2頭の引退セレモニーが行われた。6着ながら果敢に逃げて見せ場をつくったG1・6勝馬フリオーソ(牡8=船橋・川島正)と、9着のG1・2勝馬ボンネビルレコード(牡10=大井・庄子連)が大賞典のゼッケンで再びファンの前に姿を現した。

 フリオーソの主戦・戸崎は賞典台で「フリオーソは本当に…」と言うと、しばし言葉に詰まり涙を拭う。そして「お疲れさま、ありがとう!」と声を震わせた。川島正師は「屈腱炎を自分なりにかばい、我慢しきょうまでよく走ってくれた」と思い出を語った。1月7日に地元の船橋競馬場で引退式が行われ、来春から種牡馬となる。

 一方、74戦(9勝)を戦い抜いたボンネビルレコードは大井の誘導馬となる予定。主戦・的場は「本当に真面目に一生懸命走る馬だった。お疲れさま」と労をねぎらった。

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2012年12月30日のニュース