【京王閣・KEIRINグランプリ】村上義 悲願初V、初の賞金王

[ 2012年12月30日 18:13 ]

優勝し胴上げされる村上義弘

 競輪の一年を締めくくる「KEIRINグランプリ(GP)2012」(7周、2825メートル)は30日、東京都の京王閣競輪場で実力上位の9選手によって争われ、村上義弘(京都)が4分6秒7(上がり11秒7)で初優勝し、賞金1億円を手にするとともに、年間獲得賞金1億5859万868円で初の賞金王に輝いた。

 村上義は3年連続6度目のGP挑戦で栄冠をつかんだ。一昨年には弟の村上博幸(京都)が勝っており、初の兄弟制覇を果たした。

 レースは残り1周手前から深谷知広(愛知)が先行。うまく3番手を追走した村上義は、2コーナーから鋭くまくって、追い込んできた成田和也(福島)に際どく競り勝った。3着には浅井康太(三重)が入った。

 払戻金は車連単が(4)―(3)で1万4190円、3連単が(4)―(3)―(8)で8万4800円。

 村上義弘選手の話 本当にうれしい。自分が悪天候に強いことを信じて乗った。落車やけがなどが多く苦しい1年だったが、最後に笑ってやろうと思っていた。集中して、悔いの残らないレースを心掛けた。

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