【シンザン記念】ザラストロ軽快脚さばき　京都なら巻き返せる

　年明け３歳世代の初重賞となる「第４７回シンザン記念」（１月６日、京都）に出走する関東馬ザラストロが２９日、美浦Ｗコースで追い切りを行った。スタンド前からコース入りして単走。直線は軽く気合をつけられ５Ｆ７０秒２～５５秒１～４０秒９～１３秒２。軽快な脚さばきが目立った。

　「具合は本当にいい」と武藤師。１２着に大敗した前走・朝日杯ＦＳを「３角で故障かと思うほどつまずいた。そこから手前（軸脚）が逆になり、コーナーも逆手前のまま。力を出し切っていない」と振り返り「しまいは確実に伸びるし、同じマイルでも中山と京都じゃ雲泥の差。巻き返したい」と意気込む。

　鞍上は１月から短期免許で来日する英国のビュイックに決まった。同騎手は今年Ｇ１・９勝を挙げ、英国の騎手獲得賞金１位となった２４歳の欧州競馬界のホープ。「新たな一面を引き出してくれそう」と武藤師も期待を寄せている。