【東京大賞典】コンビ復活!主戦・岩田でローマン再起 仕上がり上々

[ 2012年12月28日 06:00 ]

鞍上が岩田に戻るローマンレジェンド。東京大賞典が2度目のG1挑戦で期待が高まる

 今年最後のG1、ダートグランプリ「第58回東京大賞典」が29日、大井競馬場でゲートイン。G1馬6頭を含む12頭が砂の頂点を目指し激突する。6連勝で臨んだJCダートは1番人気4着だった“新星”ローマンレジェンドが鞍上も主戦・岩田に戻り、巻き返し態勢。地方初遠征でG1初制覇を狙う。

 G1初挑戦のJCダートで4着に終わったローマンレジェンド。“G1の壁”だったのか。陣営の見解は違う。田代助手は「力負けではない」と言い切ってから敗因を挙げた。

 「先行馬が残る展開だったから仕方ない。それに勝負どころでモタついたのも痛かったね」。道中は中団。3角から気合をつけていったが反応はいまひとつ。直線でジリジリ伸び、4着が精いっぱいだった。「道中でズブさを出したのが…」と振り返ったのは初騎乗だったM・デムーロ。それは常に出している癖でもある。みやこSで完封したニホンピロアワーズに1秒も離された理由にはならない。それまでのレースに比べポジションが一列後ろ。鞍上が慎重になりすぎた面がなかったか。好位で運び持久力をフルに生かすのが理想。今回、同馬を知り尽くした岩田とのコンビで臨めるのは大きい。

 厳しい競馬の反動はなく、中間も順調そのもの。24日にはCWコースで6F80秒8~12秒7の猛時計を馬なりで叩き出している。「地方は初めてだけど北海道遠征でも結果を出している。初コースも含めて問題ないと思う」。決戦2日前の27日、馬上から話しかけた田代助手の言葉は自信に満ちあふれていた。12年最後の大一番はローマンが締めくくる。

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2012年12月28日のニュース