【中山金杯】セーリング12秒4 スイスイ逃げて連勝航海だ

[ 2012年12月28日 06:00 ]

 12年を締めたのが「シップ(船)」なら、13年の幕開けは「セーリング(船出)」か。父はクロ「フネ」。前走・美浦Sを鮮やかに逃げ切ったドリームセーリングが虎視たんたんと一発を狙っている。

 27日の追い切りは坂路で4F54秒6。しまい重点でラスト1F12秒4としっかり伸びた。今年のヴィクトリアMを制したホエールキャプチャの全兄。白井厩舎から田島俊厩舎へ転厩し、その2戦目・美浦Sで一変した。これまでは長丁場で結果を出してきたが久々の1800メートルでV。新天地で新境地を開いた。「転厩当初は少し馬体が寂しかったが張りが出てきた。前回の状態はキープ。あとは年明けにサラッとやればいい」と田島俊師は好感触を示した。

 鞍上は12年ラスト重賞の阪神Cをサンカルロで制した吉田豊。「スローに落とすより自分のペースで行った方がいい。前走のような形になれば」と、年をまたいでの重賞連勝へ意欲的に話した。人馬ともに勢いは十分。あとはスイスイと逃げるのみだ。

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2012年12月28日のニュース