嶋田功、保田、坂本師がラストウイーク 20日付で勇退

[ 2012年11月16日 06:00 ]

嶋田功師

 20日付で勇退する嶋田功(67)、保田一隆(60)、坂本勝美(47)の3調教師が今週17、18日でラストウイークを迎える。

 騎手時代にオークス5勝を挙げ、88年に調教師に転身した嶋田功師は5頭出しで48年間のホースマン生活を締めくくる。「スーパーティチャー(日曜東京4R)は前走早仕掛けで4着。障害未勝利戦なら勝つ力はある」と力を込めた。厩舎開業後は89年NZT4歳S(アクアビット)など重賞4勝を含む通算277勝。「騎手も調教師も、そして結婚生活も24年。もう思い残すことはない。築地の自宅でのんびりするよ」と満足そうに語った。

 一方、セイウンスカイ(98年皐月賞、菊花賞)のトレーナーで知られる保田師は定年(70歳)を10年残して勇退する理由について口を閉ざしたが、厳しい経済環境の中で奮闘し、ラストウイークは5頭出し。中でも東京でデビューさせる新馬2頭には「ヴィアレーギア(土曜5R)は乗り込むごとに緩い面が解消されてきた。アマネセル(日曜5R)は牝馬でも体に幅があり、素軽い走りをする」と素質を評価。

 また、坂本師は今週の出走馬がおらず、07年フェアリーS(ルルパンブルー)などJRA通算140勝で調教師生活に別れを告げる。

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