【マイルCS】内田に手応え「ボスのリズムで走らせる」

[ 2012年11月16日 06:00 ]

マイルCSでG1・3勝目を狙うグランプリボス

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、マイルCSでグランプリボスに騎乗する内田騎手を直撃した。

 ――グランプリボスの前走(スワンS1着)は少々発汗がみられた?

 内田 心配するほどではありませんでした。気合もほどよく乗って良い感じでした。

 ――前走比プラス10キロの522キロ。前々走もプラス16キロでした。

 春先は500キロを切るくらいだったけど、なかなか好結果が出ませんでした。今はふっくらして良い感じだと思います。

 ――絶好のスタートを切った。

 ポンと出ましたね。ただ、行き過ぎるのはよくないし、かと言って引っ張って下げるのもダメ。自然に後ろへ行きたかった。

 ――ずばりその通りの手綱さばきだった。

 自然と折り合ってくれました。無理に抑えることなく下げられたのはよかったです。

 ――4コーナーでは先行勢とまだ少し差があった。

 ペースもそれほど速くなかったから届くかどうか微妙なところだと思いました。でも、せかしていくとよくないタイプなので我慢して追い出しました。

 ――最後は伸びて前を捉えました。

 きっちり伸びてくれました。折り合いさえつけばあのくらいの脚は使える馬です。

 ――マイルのG1を2勝。

 マイルだとより折り合いは大切になるけど、1400メートル以下だと末脚を伸ばしても届かない可能性があるので、むしろよいのかもしれません。

 ――やはり前半、いかになだめられるかがカギ?

 ただなだめることに注意し過ぎると僕自身、ペースが分からなくなる。だからいかにリズム良く走らせることができるか、ということだと思います。

 ――先週のエリザベス女王杯(2着)のうっぷんを晴らしたい。

 たしかに悔しかったけど、去年の今頃はケガでリタイアしてリハビリをしていました。それを思えば今は幸せ。土曜日(東京スポーツ杯2歳S)のレッドレイヴンもチャンスはあると思うので、どちらも良い結果を残せるよう頑張ります。

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2012年11月16日のニュース