【北九州記念】ヴァーゴウ「イメージ通り」５０秒０

＜北九州記念＞ＣＷコースで追い切るエーシンヴァーゴウ

　エーシンヴァーゴウの追い切りはＣＷコース単走。「直線競馬が２走続いたので、トラックコースでコーナーのある実戦を想定」と調教の狙いも明確だ。５Ｆ標識から徐々に加速する。馬なりでも回転の速いピッチ走法で、フットワークは軽快。機敏に４Ｆ５０秒０、ラスト１Ｆ１２秒０で駆け抜けた。

　「イメージ通りの動き。オーバーワークになりすぎないようにしたかった。ちょうどいいね。もう前みたいにコーナーで逸走したりもないと思う」と小崎師が満足感をにじませる。前走アイビスＳＤを前半脚をためて差し切ったように、心身共に着実に成長している。「直線競馬で強いし、コーナーのある競馬はプラスじゃないけど、小倉芝１２００では３走前（４月オラシオンＳ）に勝っている。コース経験があるのはいい」。勝てばサマースプリントシリーズのチャンプに大きく前進するが、その舞台装置は整ったようだ。