【北九州記念】小倉の鬼&酒井に漂う一撃気配

[ 2011年8月11日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=10日】サンダルフォンが大敗を喫した前走のCBC賞は度外視できる。4コーナーで落馬しそうになるほどのアクシデントが発生。酒井学のレース後の談話は「上滑りする馬場に脚を取られてパンクしたかと思った」だったが首につかまって落馬を防いだシーンが記憶に残っている。

 菱田はあらためて酒井に話を聞いた。興味深かったのはサンダルフォンで制した2年前の北九州記念の回顧。「俺もまだ重賞を獲れるんだと奮い立たった」と8年ぶりの重賞Vがスランプに悩んでいた騎手に魂を注入してくれたと感謝。さらに「4コーナーからまるで道が見えるようだった」と進むべきVロードが脳裏に浮かんだと不思議がった。

 北九州記念は昨年も3着と奮闘。8歳馬になって迎える今年は果たしてどうか。【2010】の小倉の鬼があっと言わせる一撃を放つ気がしてならない。

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2011年8月11日のニュース