【児島グラチャン】田村“最低機”で準優当確!

[ 2011年6月24日 06:00 ]

低調機を仕上げて準優当確の田村

 3日目10Rで田村隆信(33=徳島)が2コース差しを決めて待望のシリーズ初白星をマーク。得点率8・00で4位タイまで押し上げた。予選突破は確実だが、インが強い当地だけにさらにポイントを積み上げておきたい。予選ラストの一戦となる4日目12Rは絶好の1枠で登場。ここを逃げ切れば準優1枠ゲットの可能性が広がってくる。

 04年11月の当地チャレンジC以来、3回目のSG優勝を目指す田村がリズムを上げてきた。コンビを組む51号機は前検時の2連対率が26・9%と今シリーズでは最も低い数字(3日目終了時点では29%)。しかし、そんな低調機とは思えない動きで予選道中を軽快に突っ走っている。「出足型のペラにして、思ったところに行けているし乗りやすさもあった」と安心できる足色だけにレースにも余裕が生まれてくるようだ。

 「このペラで、いい部分を落とさずに調整していきたい」とさらなる上積みを狙う田村。早くから大舞台で活躍を続けてきた“4000番台の旗手”が、最終予選12Rで準優の白いカポックを奪いにいく。

 予選3日目を終了して、得点率上位にはパワーで優勢な選手が顔を並べた。トップはオール2連対の魚谷。準優ボーダーを6・00に想定すると、魚谷を含めて石渡、佐々木、山崎、田村、須藤、辻の7人が当確。平本、瓜生、中島の3人は2走大敗が禁物の立場だが、いずれも条件は比較的楽と言える。勝負駆け勢でパワーが目立っているのは三角、秋山、毒島ら。

 一方、今シリーズは格上的存在が苦しいレースを強いられている。松井、今村、湯川、浜野谷、赤岩、今垣らは予選最終日を待たずに早々と予選敗退が決定的。前回SGの笹川賞(尼崎)を制した池田も連勝して相手待ちとかなり厳しい状況だ。太田、井口、菊地らの実力者も予選突破を果たすためには1着を獲りにいくしかない。

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2011年6月24日のニュース