鮮烈なデビュー!天性のセンスを確信

[ 2008年7月31日 06:00 ]

デビュー3戦目潮来特別で初勝利を挙げた三浦

 競馬学校卒業時から「武豊以来の天才」と評判だった三浦の初勝利は鮮烈だった。3月1日のデビュー当日、3戦目の潮来特別。ペース配分や位置取りの難しい長距離戦(芝2500メートル)でフェニコーンを駆り、直線あっさりと抜け出した。「噂通り乗れる、追える!!」。三浦が超A級の素材であることは、この初勝利で定まった。

 その後も順調に白星を重ね、1回新潟では中舘(13勝)に次ぐリーディング2位(9勝)。現在、滞在する函館でも開催リーディング2位(13勝、1位は安藤勝20勝)をキープ。新人離れした騎乗ぶりの秘密は冷静さだ。三浦起用で3勝を挙げている相沢郁調教師は「レース中、慌てずワンテンポ待てる。天性のセンスだ」と語る。本人も、その点は意識していて「レースでは流れに乗ることを心掛けている。その時の状況に、どう対応すべきか、その判断を大切にしている」。早すぎる仕掛けが逆に流れを断ち切ることを知っている。

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2008年7月31日のニュース