レイン何が何でも復活だ!!/小倉記念

[ 2008年7月31日 06:00 ]

坂路で追いきるレインダンス

 不調が続くレインダンスが小倉記念で復活を期す。初勝利を挙げた相性のいい小倉で本来の力を発揮できるか注目だ。

 4番人気に推された前走・マーメイドSでまさかの10着に沈んだレインダンス。後方で脚をためたが、直線はまるで伸びる感じがなかった。道悪は大の苦手。ノメるような馬場状態では全く本来の力を発揮できなかった。
 ただ、レースのダメージが残っていなかったのは不幸中の幸い。前走後は短期放牧に出てリフレッシュされ、この中間も順調に乗り込まれている。最終追い切りは坂路コース。軽快なフットワークでラチに頼ることなく馬場のど真ん中を一気に駆け上がり4F54秒6をマーク。ラスト1Fも12秒8としっかりと伸びてきた。宮師は「日曜(27日)にもある程度、やっているので、きょうは息を確かめるくらいの感じで。動きは良かった。前走の敗因は馬場に尽きる。いい馬場でやれれば、それなりの結果を出してくれるはず」と力を込めた。
 昨年は牝馬2強のウオッカ、ダイワスカーレットと互角の戦いを繰り広げた。春のチューリップ賞で2強に次ぐ3着に食い込むと、秋はローズS3着、秋華賞ではウオッカ(3着)に先着する2着に好走。その走りを思えば、その後の低迷ぶりは信じられないが、きっかけさえつかめば変わって当然の力を持っている。
 「良化はスローでも確実に上向いてきているよ」と話す宮師が復活の舞台に選択したのが今回の小倉だった。振り返れば、新馬、未勝利を勝ち切れずクラシック参戦の夢が遠のいた時、1月小倉の未勝利戦を圧勝。レインダンスの名を一気に知らしめた。験のいい小倉で完全復活なるか。再び牝馬2強と対決するためにも、今度は結果を出さなければならない。

続きを表示

2008年7月31日のニュース