トレイル“脱藤沢流”で必勝態勢/UHB杯

[ 2008年7月31日 06:00 ]

 函館メーン・UHB杯(8月3日)の追い切り。キングストレイルが迫力のある脚さばきで重賞ウイナーの貫禄を見せつけた。青木を背にダートコースで単走追い。ゆったりとしたペースでスタートしたが、直線に向くと一気にギアチェンジ。馬なりが基本の藤沢和厩舎にしては珍しく、鞍上が激しいアクションでびっしりと追い、ラスト1F12秒5をマークした。

 「馬を目覚めさせるために最後はしっかり追った。全体時計(5F65秒5)も指示通りだったし満足できる動き」。手綱から伝わった好感触に青木の表情も明るい。
 前走の函館SSは4角で馬群に包まれたものの、直線で内の空いたスペースに突っ込み0秒4差3着。スプリント戦への適性を示した。重賞2勝の実績を考えれば57・5キロのトップハンデは当然。過去にはG3で58キロを背負った経験もあり、オープン特別なら恵まれたと言える重量だ。レースでは前走に引き続きホワイトが手綱を取る。「好調キープ?その通りです」と力強く締めくくった青木からバトンを受けた香港の名手が、昨年9月、京成杯AH以来となるVゴールへ導く。

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2008年7月31日のニュース