嵐、復活!新会社名判明「株式会社嵐」活動休止から3年4カ月 アイドル育成も

[ 2024年4月11日 03:00 ]


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 嵐が10日、メンバー5人で新会社を設立したことを発表した。SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)のタレントのマネジメントなどを担う新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の公式サイトで明らかにした。5人がそろって動くのは、2020年大みそかの活動休止前最後のコンサート以来。新会社では5人が直接経営に参加し、ファンクラブの運営なども担っていく。新生・嵐が始動した。

 新会社の社名は「株式会社嵐」。3月25日に設立された。本紙の取材では、代表取締役はエージェント会社を経営する弁護士の四宮隆史氏が務める。メンバー5人が会社運営のプロとして依頼した。業務内容として申告しているのは、音楽活動や著作権管理などがあり、注目されるのは「アイドル養成」。関係者によると、嵐のメンバーには新人アイドルの発掘や育成も手がけたいという思いがある。

 発表は早朝のサプライズだった。この日午前5時5分、ファンクラブ会員向けメールなどで通知を発信。「早朝のご連絡となりますこと、おわび申し上げます」とことわった上で会社設立を報告した。活動休止中の大野智(43)や独立した二宮和也(40)を含む5人の連名で、署名は相葉雅紀(41)、松本潤(40)、二宮、大野、櫻井翔(42)の順。嵐の歌に度々登場する、頭文字をアルファベット順にした「AMNOS」の並びやメンバー数にこだわった時間設定にファンの間から感激の声が上がった。

 文書では、会社設立にあたって「これまで以上に主体性をもち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい。そして何よりも、日々応援してくださるファンの皆さまに、より近くに感じてもらいたい。より積極的でありたい」との思いがあったと説明している。

 この日更新されたSTARTO社の公式サイトには、二宮以外の4人の名前が掲載された。契約の詳細は明らかにされていないが、4人は同社に移籍したとみられる。

 その一方で5人で新会社を設立したのはなぜか。旧事務所とも仕事をしていた音楽関係者は「活動休止から3年以上。ファンはグループで再び活動することを信じているが、心配する人も少なくない。“5人でやる”という意思表示をし、ファンを安心させたいとの思いがあるのでは」と指摘する。

 新会社の業務内容にはファンクラブ運営や管理も含まれる。嵐のファンクラブの会員数は200万人、年間収入は100億円以上と言われる。これが活動休止期間中の3年4カ月、宙に浮いた状態になっている。新会社に運営が移れば、5人とファンの結びつきはより強くなり、膨大な収入を元に思うようなコンサートやイベント、福祉活動を行うこともできるようになる。

 嵐は今年11月3日にデビュー25周年を迎える。会社設立により、活動内容も自分たちで決めやすくなった。音楽関係者は「時期は分かりませんが、ファンが待ち望む5人での芸能活動もいつか必ず実現するでしょう」と語る。5人で動き始めた嵐。どんな展開を見せるのか、注目される。

 ≪櫻井翔が個人の公式サイト開設≫櫻井はこの日、個人の公式サイトを開設。「このホームページは“お仕事の依頼や問い合わせ窓口”としての機能のみを有するものです」と説明。サイトは日本語だけでなく英語でも表示でき、櫻井のアーティスト写真やプロフィルの他、問い合わせフォームが備えられている。

 ≪20年TOKIO「株式会社」設立≫会社を設立したグループとしてはTOKIOがいる。20年7月に「株式会社TOKIO」を設立。旧ジャニーズグループで初の“のれん分け”で、事業コンセプトは「なんでもつくろう!」。物作りの魅力を発信する活動などを行っている。

 ≪嵐と事務所を巡る経過≫
 ▼2020年12月31日 嵐活動休止
 ▼21年9月28日 相葉雅紀と櫻井翔が同時に結婚発表
 ▼11月3日 ライブ映画「ARASHI 5×20 FILM」初日舞台あいさつに、大野智以外の4人が登壇
 ▼23年5月14日 性加害問題を受け、旧ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子氏が動画と文書で謝罪
 ▼9月7日 ジュリー氏と東山紀之氏らが会見で謝罪
 ▼10月2日 東山氏らが2度目の会見を行い、ジャニーズ事務所の廃業、エージェント会社の設立を発表
 ▼17日 ジャニーズ事務所がSMILE―UP.に社名変更
 ▼24日 二宮和也がSMILE―UP.退所
 ▼11月7日 二宮が新会社「オフィスにの」設立を発表
 ▼24年4月10日 嵐の新会社設立を発表

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