役所広司と杉咲花が新CMでアニメ化　全編イタリア語のアフレコに挑戦

新CMでアニメ化された役所広司（左）と杉咲花（右）
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　俳優のトミー・リー・ジョーンズ（77）、役所広司（68）、杉咲花（26）が、15日から全国放送されるサントリーコーヒー「クラフトボス　甘くないイタリアーノ」の新テレビCMに出演する。

　宇宙人ジョーンズの「地球調査シリーズ」は19年目を迎え、今回はシリーズ史上初の試みとして、世界的イラストレーターのマックス・ダルトン氏（49）が手掛ける全編アニメCMとなった。3人はアニメ化された自身のキャラクターの声優を務め、全編イタリア語のアフレコに挑戦している。

　舞台はイタリア・ピサで「この惑星では、イタリアロケが無理だとアニメーションになるらしい」というナレーションから始まる。曲がったことが嫌いなピザ職人のジョーンズは、看板職人の役所と助手の杉咲が完成させた看板の斜めの文字を力ずくで真っすぐにする。怒る役所とジョーンズに杉咲が割って入り「甘くないイタリアーノ」を手渡す。役所は「なーにがイタリアーノだ」と疑るが、ひと口飲んで驚いたような表情に変わる。するとピサの斜塔が物凄い音を立てて真っすぐになっていく。ジョーンズが塔を押すカットに「この惑星で斜めーは許せないーの」というナレーションが重なる。

　チャーミングなキャラクターデザインについて、役所は「横顔なんかちょっとイタリアンな感じで、かっこいい仕上がりになっている」と満足げ。杉咲は「本当にかわいらしくて、それぞれの特徴をつかみながらシュールな絵になっているのでキュンキュンしちゃいます」と感想を語っている。CMの次回作の撮影場所については、2人ともイタリアでのロケを望んでいた。