藤井聡太名人に豊島将之九段が挑戦 名人戦第1局開始 戦型は横歩取り模様

[ 2024年4月10日 09:55 ]

対局を前に駒を並べる藤井聡太名人(左)と豊島将之九段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第82期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)7番勝負は10日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で第1局が始まった。

 開幕局とあり、午前9時の開始を前に振り駒が行われ、先手は藤井聡太名人(21)=王将含む全8冠=に決定。初手は飛車先の歩を突いた。挑戦者・豊島将之九段(33)は応手で角道を開けた。戦型は横歩取り模様に進んだ。

 藤井は20年の棋聖戦5番勝負で初戴冠以来、タイトル戦は無傷の21連覇中。加えてタイトル戦内では昨年9月の王座戦第2局以来、15連勝中だ。この分野での歴代記録は大山康晴15世名人の17連勝。

 豊島は藤井に対し17年8月24日の初対決以降、6連勝。その後は藤井に盛り返され、通算成績は藤井の22勝11敗と差を付けられている。タイトル戦では過去4度対戦し、21年の叡王戦5番勝負では3勝2敗で失冠したものの、番勝負で藤井をフルセットに追い込んだ唯一の棋士だ。21年と22年の王位戦7番勝負ではいずれも開幕局を制している。

 名人戦の持ち時間はタイトル戦最長の各9時間(ストップウオッチ計測)。第1日は午後6時30分で指し掛けとなり、第2日は昼夕食休憩を挟んで決着は夜になる見込みだ。 

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