宝塚・星組トップ娘役・舞空瞳が退団会見 トップスター・礼真琴からの言葉を涙声で明かす

[ 2024年4月8日 11:32 ]

退団会見で「最後の日まで精進したい」と話した宝塚歌劇団星組トップ娘役・舞空瞳
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 12月1日での退団を発表した宝塚歌劇団星組トップ娘役・舞空瞳(まいそら・ひとみ)が8日、宝塚歌劇団で会見した。約4年コンビを組んできたトップスター・礼真琴(れい・まこと)に退団の決意を告げた時のことを振り返り「“なこちゃん(舞空)が決めたことなら全力で応援するよ”とおっしゃって頂き…」と話すと涙で声を震わせた。

 退団を決意したのは昨年10月に福岡・博多座でヒロインを務めた「ME AND MY GIRL」の千秋楽。「あこがれていた(役名の)サリーに出会い、それでも課題をこなしながら向き合う中で“そろそろ”と思い、(劇団)110周年の節目に決断させて頂きました」と明かした。

 舞空は神奈川県出身。102期生として首席入団し、花組に配属。可憐な容姿と3拍子そろった実力で早くから将来を期待される存在だった。19年4月に星組へ組替え。同年10月に同組トップスターとなった礼の相手役としてトップ娘役に就任した。

 歩んできた道が決して順調ではなかったと振り返り「組替えをしたのは大きな転機でした。前に進めないと思ったこともたくさんありましたが、そばにいてくださった礼さんが、どんな時も手を離さず“できなくてもいい、とにかく、舞台を全力で楽しんで”といつも前向きな言葉を掛けて頂いて、その言葉で前に進むことができました」と話すと再び声を震わせた。

 「最後の日まで、小林一三先生の清く正しく美しく、そして朗らかにの言葉を胸に、最後の日まで娘役として進化し続けられるように精進して参りたいです」。決意を新たにし退団後については「宝塚が大好きすぎて何も考えられておりません」などと笑った。

 退団公演は8月17日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する「記憶にございません!/Tiara Azul」(9月22日まで、東京宝塚劇場は10月19日~12月1日)。

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