藤本五段 名人挑戦者の豊島九段を破る 藤井王位への挑戦権を争う王位リーグ紅組 2勝1敗でトップタイに

[ 2024年4月2日 19:33 ]

藤本渚五段
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 藤井聡太王位(21)=王将など8冠=への挑戦権を争う第65期王位戦挑戦者決定リーグ紅組は2日、大阪・関西将棋会館で豊島将之九段(33)と藤本渚五段(18)の対局を行い、藤本が午後7時6分、100手で勝利した。

 両者は初対局。先手は豊島で、21手目に金銀交換、34手目に飛車交換が起きる乱戦になった。居王の藤本王を狙って左辺から竜、右辺から遠見の角による攻めを選択した豊島だが、終局まで居王だった藤本王を寄せ切れず、逆に2枚桂による連続王手から投了へ追い込まれた。

 豊島はA級順位戦を勝ち抜き、4年ぶりに10日開幕の名人戦7番勝負で藤井に挑戦する。

 18歳で最年少棋士の藤本は3月末までの昨年度成績が51勝9敗で勝率・850。藤井の・852には僅差で及ばなかったが、新人賞と最多勝利賞をダブル受賞した。

 藤本はリーグ成績を2勝1敗とし、紅組で首位の斎藤慎太郎八段(30)、佐々木大地七段(28)と並んだ。6人が総当たりで紅組優勝者を決め、白組優勝者と藤井への挑戦権を争うリーグ。先月まで、高校生だった18歳の戦いは注目を集めそうだ。

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