航空評論家「地上脱出の事例としては驚異的」「今後の教訓に」羽田の日航・海保機衝突事故に言及

[ 2024年1月3日 14:53 ]

 元日本航空機長で航空評論家の小林宏之氏が3日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」にリモート出演。乗客乗員379人を乗せた日航機が、被災地へ救援物資を搬送する海上保安庁の航空機と羽田空港の滑走路で衝突し、炎上した事故に言及した。

 事故は2日午後5時47分ごろ発生。札幌発羽田行き日航516便エアバスA350と、海保の航空機ボンバルディアDHC8―300が衝突した。日航機の乗客乗員379人はいずれも脱出し、命に別条はなかった。海保機の男性乗員5人が死亡し、自力脱出した機長が負傷した。

 小林氏は「この炎の中で犠牲者なく脱出できたのは非常に特筆すべきことで今後の教訓になる」と日航機の乗客、乗員に犠牲者が出なかったこと点に触れた。

 そして「一般的に乗務員は1年に1回、満席の状態で片側だけのドアで90秒以内に全員を脱出する訓練を受けていないと乗務できないので、非常に落ちついて指示ができた。そして乗客の皆様も乗務員の指示に従って落ちついて速やかに行動できたから全員が無事に脱出できた」と乗務員の日頃の訓練、乗客がパニックにならずに行動できたことが全員脱出につながったのではとした。

 その上で「地上脱出の事例としては驚異的な特筆すべき事例ではないかと思います」と述べた。

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