宝塚歌劇団が110周年記念事業をすべて中止「過密回避」のため 来年3月までの宙組公演も中止

[ 2023年12月19日 12:18 ]

宝塚大劇場
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 宝塚歌劇団は19日、来年110周年を迎え行う予定だった「宝塚歌劇110周年記念式典」、「タカラヅカスペシャル2024」「宝塚歌劇110周年記念大運動会」を中止すると発表した。「公演スケジュール、稽古スケジュールの過密回避の観点から」決定したという。

 また来年2月25日、福岡・博多座で開幕する予定だった宙組公演「エクスカリバー」(3月3日まで)も中止すると発表した。3月16日から大阪・梅田芸術劇場での同演目も中止(26日まで)。

 さらに宙組・風色日向が初主演する予定だった宝塚バウホール公演「MY BLUE HEAVEN」(3月6日~3月17日)も中止。「現時点では、安全に公演ができる体制が整わないため、中止とさせていただきます」とした。

 歌劇団においては9月30日、宙組劇団員が急死。これをめぐって11月14日、歌劇団が外部弁護士の調査チームによる調査報告書を公表し過重労働こそ認めたもののいじめやパワハラは「確認できなかった」とした。一方で遺族側はこれに真っ向から反論。過重労働に加え、いじめやパワハラがあったと主張している。さらに前日18日、歌劇団が公式サイトで公開していた調査報告書を「ご遺族の要請もあり」取り下げたばかりだった。

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