宝塚雪組公演、急きょ中止 午前の部開演時刻15分後「出演者が体調不良で回復の見込みが立たない」

[ 2023年12月8日 05:30 ]

宝塚大劇場
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 宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)は7日、同市の宝塚大劇場で午前11時から予定していた雪組公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」「FROZEN HOLIDAY」を開演直前に中止した。理由について「出演者が体調不良で回復の見込みが立たない」と説明。その後「回復した」として午後3時半開演の部は予定通り上演された。

 この日、午前の部の中止が発表されたのは開演予定時刻を15分ほど過ぎた後で、すでに観客は着席。5日にも午前の公演が「舞台上のトラブル」のため一時中断されたという。

 同歌劇団を巡っては、宙組所属の女性(25)が9月30日に急死。同劇場での公演は翌日から中止となり、今月1日の雪組公演で2カ月ぶりに再開したばかり。初日にはトップスターの彩風咲奈が「仲間とともに千秋楽まで元気に駆け抜けたい」とあいさつしていた。

 東京宝塚劇場の宙組公演は、24日の千秋楽まで全日程の中止が決まっている。雪組公演の中止が女性の急死を巡るものとはされていないものの、度重なる事態にファンからは出演者の心身を気遣う声が上がっている。


 ≪母親に被害訴えた 生前LINE公表≫ 急死した劇団員の遺族代理人の川人博弁護士らは7日、東京都内で記者会見し、上級生のパワハラがあった証拠として、女性が生前、母親に被害を訴えたLINEのメッセージを公表した。これらを含む意見書を5日付で歌劇団側に送付。パワハラを認めなかった歌劇団側の調査報告書は誤りだと訴えている。

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