千原ジュニアとバチバチだった漫才コンビ 「ベイブルース」河本栄得さんが相方にマジギレした失態

[ 2023年10月29日 21:02 ]

お笑いコンビ「ケツカッチン」の高山トモヒロ(2014年撮影)
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 お笑いコンビ「ケツカッチン」の高山トモヒロ(55)が29日に更新された「千原ジュニアYouTube」にゲスト出演。伝説の漫才コンビと言われた「ベイブルース」の思い出を語った。

 「ベイブルース」とは、故・河本栄得さんが大阪・桜宮高野球部でチームメートだった高山を誘い、1988年(昭63)に結成した漫才コンビ。結成4カ月で「今宮こどもえびす新人漫才コンクール」大賞を獲るなど、将来を嘱望されていたものの、河本さんが1994年(平6)10月31日に25歳の若さで死去。NSCの1期下で、後に劇場でライバル関係となる千原ジュニアが「ベイブルースさんのお話をベイブルース側から見た視線と、千原兄弟から見上げていた視線のお話を命日に近いところやらせてもらいたい」とトークの趣旨を話した。

 お笑い好きだった河本さんに対し、高山はNSCに入った当時はボケとツッコミの区別もつかなかったほどの「お笑い音痴」。自然とコンビのイニシアチブは、河本さんが取ることになった。河本さんのお笑いで生きていく決意はハンパなく、ラフな格好が多いNSCの授業にスーツで行くことを提案。「普段着もスーツにしようやって言ってたなあ」と高山は述懐する。

 漫才のスタイルも河本主導で決まり、劇場の「フレッシュコーナー」への出演も決まった初日、高山がやらかしてしまう。「朝まで稽古して、家に帰って、緊張して寝られへんから、そのままずっと起きとってん」。しかし、知らぬ間に「寝落ち」して、電話のベルで目を覚ますと、河本の怒声が飛び込んできた。

 「お前、何してんじゃ、何で家におんのじゃ!」

 慌てて劇場へ駆けつけ、支配人や舞台監督など、関係者に土下座で謝罪。すでに舞台では、トリの笑福亭仁鶴さん(2021年)が高座して落語していたものの、「序列:」が分からない高山は「あの人の後でいいんで出してください」とムチャな懇願をすると、河本さんはさらに激怒。「胸倉つかまれて、“お前、なめんな。フレッシュコーナーがトリの後、出えへんわ”って。それで完全(2人の)パワーバランスが決まった」。懐かしそうに、高山は振り返っていた。

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