キヨピー提案 50代以降の趣味は2つあった方がいい 頭と体、心を使って、余暇を充実させましょう

[ 2023年8月23日 14:55 ]

生まれてはじめての卓球場。まわりのレベルの高さに驚き。しかしめげない! (写真提供 谷口キヨコ)
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 【谷口キヨコのごきげん!?SOLOライフ】人生半世紀過ぎると『これから仕事どうする問題』にぶち当たりますね。親世代が定年とか引退の頃はほんまはめっちゃ身近なことなのに、自分がまだ若くてそれを『自分事』として感じることはなかったように思います。

 私がそれを自分事として意識したのは、お世話になってきた放送局やスポンサーの方の定年です。実はそんなに年も離れていなくて、新人の頃から「一緒にやってきた感」のある方たちが、定年とか引退が近づいてきたと聞いて、まずは驚き→寂しさ→ちょっと待って! そんなに私と年齢かわらへんやん! となり、まさに自分事になりました。定年のある人ない人、仕事したい人したくない人、これはそれぞれなんで自分のライフスタイルに照らし合わすしかないですよね。経済的なことも大きいですし。

 で、私が今回書きたいのは『仕事どうするか問題』ではなく(それはまたおいおい書きますね)、定年、引退間近と子育て卒業によって自由時間が多くなる50代以降の趣味のことです。趣味の時間って、まずは生活ありきなので仕事のペースをどうするかとか、家族のお世話(お孫さんの面倒みるとか、介護)をするのかその必要がないのかとか、こちらも各人それぞれで余暇の時間がどれぐらいあるかによってバラバラです。

 でも、人生半世紀以上頑張ってきた私たち、仕事や子育ての上で一区切りの世代になって、好きなこと、やってみたかったこと=趣味をする時間をもっともってもよいと思うんです。

 もちろん、そんなの以前からやってます! 続けてます! けっこう時間とってます! って方もいらっしゃいますよね。そんな方はもう趣味の世界のスペシャリストになってはるんでしょうねぇ、たぶん。

 私の場合はそれがなかったので、いきなりドラム! になったんですが、最近卓球も始めまして…。番組から派生して短歌もやってますし、健康マージャンも大好きでーす。何をやってもやらなくても、もちろん趣味の世界ですからどちらもOK。

 でも自分が始めてみて、大人世代は二つの趣味をもつのがええんちゃうかなと感じたんです。大きく分けて『頭を使う趣味』と『身体を使う趣味』。私の『頭使う方』は短歌と健康マージャン。『身体を使う方』は卓球! じゃあドラムはどっちなんやろと思いますが『身体使う方』の卓球。これは上級になればなるほど頭もフルに使います。ただ単に体を駆使するだけでは上達しないことがあるから。考えて試して。それの繰り返しが上達への道。それなら、卓球みたいな『身体―』趣味一つでいいじゃないかとも思うのですが、やっぱり『頭―』の方もあればよいと思うんです。

 体を使うのがしんどいときもあるし、その場に行くことができないこともある。でも『頭―』の方は、コロナ後の恩恵であるリモートで、在宅しながら趣味の教室にも通えるなど極端な体調の変化がない限りコンスタントに続けられます。

 私は、頭を使うって結局は心を使うことだと思っています。例えば短歌。完全に頭を使って作るのですが、そこには想像力や創造力、自分の心の動きがなければその趣味を楽しむことはできません。

 それでも、元気に体を動かすからこそ楽しいという感覚は捨てがたく、体を使う趣味をするために、自分の体のケアをより細かく行うこともあるでしょう。頭(心)と体を使う趣味。つまりその二つがあれば、これから増えるであろう余暇の時間がますます充実するのではないかと思うのです。

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