ジャニーズ 再発防止特別チーム 有名無実化懸念 調査日程や中間報告など「全く決まっていない」

[ 2023年6月13日 05:07 ]

質問に答える林真琴氏(左)と飛鳥井望氏(撮影・大城 有生希)
Photo By スポニチ

 ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題に関し、外部専門家による再発防止特別チームの座長を務める前検事総長の林真琴弁護士らが12日、都内で会見を行った。

 被害申告をした元所属タレントから聞き取りを行い、性加害を事実認定していく方針を表明。「ジャニー氏の性暴力があったことを前提として、事務所がどのような対応をしてきたのか、事実が起きた背景などを検証して提言していく。我々のチームから見て正しいと思えば事実認定する」と説明した。現役の所属タレントに被害者がいる可能性もあり「現役の方には非常に慎重にアプローチしなければならない」とした上で「アンケートなどで網羅的に隠れた性被害を発掘調査するようなことは考えていない」と方針を明かした。

 週刊文春は事務所の男性マネジャーもタレントに性加害をしていたと報道。チームはマネジャーの性加害も調査対象になり得るとし、同席したもう一人のメンバーで精神科医の飛鳥井望氏は「これだけの歴史と組織規模がある事務所なので、いろいろなセクハラ行為があったとしても不思議ではない。性加害に甘い風土があったのかはこのチームが検討すべきこと」と主張した。

 チームはこの2人のほか、臨床心理の女性研究者を加えた3人で構成。事務所から離れた「第三者委員会」の性質を有しているとの認識を表明した。一方で、調査・提言のスケジュールや中間報告の有無については「全く決まっていない」と見切り発車感は否めなかった。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年6月13日のニュース