中丸雄一 ジャニーズ性加害問題に言及 3つの対応策「前進の一歩かなと感じている」

[ 2023年5月28日 13:57 ]

ジャニーズ事務所
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 「KAT―TUN」の中丸雄一(39)が28日、日本テレビ「シューイチ」(日曜前7・30)に出演。ジャニーズ事務所の元所属タレントが創業者のジャニー喜多川前社長(2019年死去、享年87)の性加害問題について言及した。

 同事務所は26日に「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役の就任」の対応策を発表。中丸は「これによって全てが補完されるわけではないだろうなと思いつつも、ただ、前進の一歩かなと感じています」と率直な思いを口にした。

 MCの中山秀征から「こういった発表がありましたけれど、(会社の変革として)これまでにも色んな動きはあったんですか?」と聞かれ、「僕は入ったのが98年なんですけど、体感としては先代が亡くなられる1年前、今から5年前くらいからですかね。急速に社内の体制を整える動きはあったと思います」という。例として、「何年か前に、芸能界で薬物とかそういったニュースが多かった時期があったと思うんですが、かなり早く薬物検査をしたりとかしています。今でもたまに受けるんですけれど」と問題が起きた時に会社として変革に取り組んでいる体感はあったとした。

 3つの対策について「心のケアについても、今回の問題って争点が増えていると思うんです。ただ、第一に絶対言えることは、被害受けている方を第一に考えるべきというのは間違いないというのはある。この流れで、被害を受けた方の心情を考えると大きく3つに分けられると思うんです。一つは名前と顔を出しても告白したい、世の中の訴えたいという方、二つ目は名前は出したくないけれど流れで告白をしていきたい。三つ目はこの話は勘弁してくれ、思い出したくないという方に分けられると思う。だとすれば二つ目については、今回の設置で受け皿になるという期待を持っています」と述べた。

 また「ジャニーさんが生きていらっしゃる時と今では動きが変わってきたということですか?」と聞かれ、「僕の入った頃はジャニーさんとメリーさんの両輪で動いてた。企業として考えると思い描いていたものを形にするのにはものすごいスピードが出るという良いこともあるけど、悪い面、方向性を間違えてしまえばすぐに失敗してしまうということがあると思う。そういう体制でしたけれど、4年ぐらい前ですかね。そういう決定権が分散されてきて、今の現代に合った会社の規模相応の中身にしていこうという動きがあるのは、一タレントとして感じてますね」と語った。

 再発防止策についても「先代が亡くなっているのに再発防止も何もないじゃんと思ったんですけど、よくよく考えてみてると、なんでこの問題が起きたのかっていうのをプロの視点からしっかり分析しないといけないと思う。ちゃんと洗いざらいやって、結論が出ない限りは…たぶんないとは思いますけど、同じようなリスクを背負ってると考えると、この設置も妥当な判断だと思う」とした。

 社外取締役の設置も「身内の中では正常だと思っていても、引いて見てみると危ないかもみたいなところもあると思う。リスクの払拭に期待しての設置かなと思います」とし、「丁寧に慎重に進めて行ってほしいなと思う」と語った。

 さらに「個人的に一ついいですか」と前置きし、「25年くらい所属していますけど、ジャニーズ事務所に対して、ここ良いなって思う部分もあるわけです。社会に貢献する気持ちってだいぶ強い会社だと思うんです」と述べた。

 「阪神淡路大震災の時に、6年間ぐらい継続的に募金活動をしたり、コロナが流行った時、国や自治体がまだ手が回らない部分があったと思うんですけど、その時に一企業として小回りの効く援助をやったと思うんですよね。医療現場に医療物資を届けるとか、そういう姿勢とかは好きなんですよ。いち個人としてはそこは誇りに思ってるので、今回の件があったからもっとやってくれというわけではないんですけど、そういう部分も引き続き行ってほしいなっていう期待を持っています」とし、「話がしっちゃかめっちゃかになっている感じがして、時が経てばもう少し整理されてくるとは思うんですが。整理されるまでの時間がコンパクトになってくればいいと思っています」とした。

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