アメトーーク・ダチョウ倶楽部を考えようSPがギャラクシー賞「湿っぽさゼロ」「笑いに昇華」

[ 2022年8月22日 12:33 ]

「ダチョウ倶楽部」の(左から)寺門ジモン、肥後克広、上島竜兵さん
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 「2022年7月度ギャラクシー賞月間賞」が22日発表され、7月19日放送のテレビ朝日系「アメトーーク!『ダチョウ倶楽部を考えようSP』」、同21日放送の「LOVE LOVEあいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP」など4番組が選ばれた。

 「アメトーーク!『ダチョウ倶楽部を考えようSP』」は、肥後克広と寺門ジモンのほか、上島竜兵さん(享年61)と親交の深い土田晃之、有吉弘行、出川哲朗、カンニング竹山、お笑いコンビ「デンジャラス」の安田和博、指原莉乃らが出演。出川が「昔のVTRとかを面白おかしく楽しく振り返ろう」といい、今までの番組出演の歴史を振り返ったり、2人体制でのお決まり芸の分担を明かしたりと明るく進行した。

 放送後ネットでは「芸人としては最高の追悼番組じゃないか…」「上島さんへの愛を感じる素敵な回だった」「泣いてしまう覚悟で見たけど、最後まで笑い尽くした2時間だった」「今日のアメトーーーーク神回だわ」など絶賛の声が上がっていた。

 ギャラクシー賞の選評では「故・上島竜兵さんの足跡を豊富なVTRで振り返った。湿っぽさゼロで有吉弘行や土田晃之ら後輩芸人たちが、生前と変わらず上島が芸としてつくりあげてきた『受け芸』を明るく偲ぶスタンスに好感。美談に偏らず、飲み会の会計になると上島がぐずりだすなどセコい姿も映し、芸人の個性をくまなく笑いに昇華する『アメトーーク』ならではのメモリアル。出色」と番組内容を評した。

 ギャラクシー賞は放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するため1963年に創設。批評活動の一環とし、自主的に番組を推奨する「月間賞」を運営している。

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