江川卓氏「振り逃げで三振取って…」球宴での“計画”は失敗に終わり江夏豊氏から「叱られました」

[ 2022年6月18日 12:26 ]

江川卓氏
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 巨人の元エースで野球評論家の江川卓氏(67)が18日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に生出演。現役時代にオールスターで計画していたことを明かした。

 江川氏は1984年の球宴で4回から登板し、ブーマーや落合らから8者連続奪三振を記録。江夏豊氏が71年の球宴で記録した9連続奪三振にあと1つ及ばなかった。

 実は江川氏は、江夏氏の記録を超えようと“ある計画”をしていたと告白。作新学院時代から親交のあった「ドカベン」などで知られる漫画家・水島新司氏とオールスターの1、2週間前に食事をしたという。その時に「江夏さんの記録があるねって話になって、3イニングだから9個しか(奪三振)できないねって話になった」と会話の内容を明かした。

 そして「ちょっと待って。振り逃げって三振に入るんじゃなかったって話になったんですよ。振り逃げで三振取って、次の打者で10個三振取れるねって話になった」と水島氏と“10連続奪三振”の計画を立てたという。

 球宴では予定通り打者8人目まで連続で三振を奪ったものの、9人目の打者・大石に対し「2ストライク、ポンポンといって、9(奪三振)は取れるなって分かったので失礼なんですけど、大石くんなんで許してくれると思うけど、カーブ投げたら思ったより高くいっちゃったんですよね。もうちょっとワンバウンド投げる予定だった。高くいって大石くんに当てられてセカンドゴロになった。ちょっと失敗しちゃった」と2ストライクから捕逸を狙って投じたカーブが浮き、二ゴロを打たれ連続奪三振の記録が途絶えたと明かした。

 その後、江夏氏と対談する機会があったといい「“江夏さんの9個を抜こうと思って、パスボール(を狙った)”って言ったら江夏さんに“9は9、8は8”と言われました。叱られました」と告白し、番組パーソナリティーの徳光和夫を笑わせた。

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2022年6月18日のニュース