若狭勝弁護士 山口県阿武町が約4300万円法的確保も「いわゆる結果オーライ」

[ 2022年5月25日 15:19 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が25日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモート出演。山口県阿武町が誤って振り込んだ給付金4630万円の一部を使用した疑いで電子計算機使用詐欺容疑で同町の無職、田口翔容疑者(24)が逮捕された事件をめぐり、町が約4300万円を法的に確保したことについて言及した。

 若狭弁護士は「町の弁護士はそれなりに努力して手を尽くしたのは確かですが、今回こういう形で約4300万円が町に振り込まれたのは、いわゆる結果オーライというところが多分にある」と指摘。

 町にお金を振り込んだ決済代行会社が警察などから自身の腹を探られないように肩代わりした可能性もあるだけに「金の性質、性格とか決済代行会者のいろんな思惑が絡みあってたまたま、結果としてこうい形で片付いたということであって、そういう意味では町にとってみてはラッキーだった側面があるように思います」と続けた。

 そして「必ずしも町の弁護士が格別、他の弁護士では取り得ないようなことを創意工夫してやったとまでいえない感じがしますし、4630万円をどうするのかといった時に知恵を絞って色々考えて考え出す方法としては、少なからずの弁護士が同じような発想を描くのではと私は思います」と阿武町側の中山修身弁護士を冷静に分析した。

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2022年5月25日のニュース