金子恵美氏 4630万円誤送金問題で「自治体に危機管理意識がなかったのは露呈」 デジタル化を訴える

[ 2022年5月20日 18:22 ]

金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(44)が20日、ABCテレビ「news おかえり」(月~金曜後3・45)に生出演。山口県阿武町が新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を住民に誤送金し、返還を求めている問題で、電子計算機使用詐欺の疑いで、住民の無職田口翔容疑者(24)が逮捕されたことについてコメントした。

 今回の振込作業は町の職員2人で担当、そのうち1人が新たに配属された新人職員だった。その点について金子氏は「自治体の規模によって人員が不足しているところもあると思うんですけど、ダブルチェックするとか…」と苦言。誤送金が発覚した後の町に対応についても、「危機管理意識がなかったというのは露呈したとは思います」と述べた。

 さらに金子氏は菅政権の看板政策の一つでもあった「行政のデジタル化」に触れ、「今後5年間で全国の自治体のシステムを統一、標準化すると掲げたんですが、デジタル庁が旗を振ってやってますが、システム投資に対して、自治体が重要性を分かってないところもあって、それが積極的にするところと消極的なところと…という問題がある」と指摘。「これを機に投資するべきところは投資するってことを考えてもらいたいです」と訴えた。

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2022年5月20日のニュース