Hey!Say!JUMP薮宏太 4作目主演ミュージカルで美声響かせる「歌に説得力を」

[ 2022年4月21日 04:00 ]

ミュージカル「BE MORE CHILL」に出演する(上段左から)井上小百合、薮宏太、加藤清史郎、横山だいすけ(下段同)ラリソン彩華、斎藤瑠希、木戸邑弥、内海啓貴、ダンドイ舞莉花、ブラザートム
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 Hey!Say!JUMPの薮宏太(32)がミュージカル「BE MORE CHILL」で主演を務める。現代的な設定に少しレトロなSF要素を織り込んだポップな青春作品で「現実とSFのはざまのようなストーリーで、楽曲だけでなくセットや衣装含め色彩豊か。その中で歌えるのが楽しみです!」と胸を高鳴らせた。

 15年初演で、19年にブロードウェーで上演。今後映画化も予定されている作品の日本初演となる。主役は日本製スーパーコンピューター入りの錠剤で学校の人気者に生まれ変わる、さえない米国の男子高校生。難役となるが「いろんな表情を見せる主人公なので、俳優として演じがいがあります」とやる気に満ちている。

 薮はジャニーズJr.時代から歌唱力に定評があり、高音まで伸びやかな歌声は3オクターブとも言われている。生前のジャニー喜多川さんもほれ込んでいたほどで、その実力から2009年に「SHE LOVES ME」で19歳にしてミュージカル初主演に抜てきされた。

 グループも今年デビュー15周年の節目。精力的に活動しており、現在も主演作「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」が上演されている。コロナ下で2年延期となったが、その期間にも自主練を行い、さらに才能を磨いた努力家でもある。

 ミュージカルへの思いは強く、今作で4作目の主演となる。「見ている人も作品世界に入り込め、歌を通して登場人物の気持ちになれるところ」と魅力を話し「毎回、ただ歌うだけでなく、気持ちを乗せて、歌に説得力を持たせることを大切にしています」と語った。

 オリジナル版も手掛けたスティーブン・ブラケット氏が今回も演出を担当。「たくさんコミュニケーションを取って有意義な時間にしたいですし、吸収できるものは全て吸収する!という気持ちで臨みたい」とミュージカルにおいてさらなる成長を遂げる作品となりそうだ。東京公演は7月25日~8月10日に初台の新国立劇場中劇場で。福岡公演、大阪公演も行う。

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2022年4月21日のニュース