和田アキ子 立川談志さん思うあまり…「ちょっと泣きそうになってきちゃった」

[ 2021年4月24日 14:41 ]

歌手の和田アキ子
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 歌手でタレントの和田アキ子(71)が24日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・00)に出演し、11年に喉頭がんで死去した落語家の立川談志さんを思い、涙する場面があった。

 この日は談志さんの弟子で、落語家の立川志らく(57)がゲスト出演ということで、08年4月に談志さんがゲストで出た際のトーク場面も振り返りながら語り合った。

 高座に上がる緊張感について、当時の談志さんは「緊張しないのはバカ。バカっていうのは、周りの状況に対して何らリアクションを起こさないわけ。おまけに状況判断を間違うから、処理が違ってくるよな」と語っていた。既に病気の影響があったのか、かすれた声だった。

 番組では他にも、談志さんの当時の言葉を紹介。和田は「さっきから談志さんの声を聞いていて、ちょうど声がちょっと出づらい時に出ていただいたんですよ。もともとガサガサした声ですけど、それを思い出すと余計、胸が痛いですね」としみじみ語った。

 自宅に電話を入れた際、夫人が出たことがあったという。和田は「ちょっと泣きそうになってきちゃった…」と涙声になりながら、話を続けた。談志さんに代わってもらうよう伝えると、夫人から「電話はね、アッコちゃん、察して下さい」と言われたという。唯一の商売道具でもあるのどの病気と闘っていた談志さんへの配慮に、和田は「言われた時にね、私、『分かりました』って。電話を切って号泣したからね」と打ち明けた。さらに「メールなんてない時やから、手紙書こうにも下手で。会いたかったですね。元気でいてほしかったですね」とつぶやいた。

 生前の談志さんは、和田とよく飲み歩き、「お前が男だったらいいのに」とも話していたという。和田は「好きに飲ませて、好きなことを言わせて、ずっとそばにいたかったな」と語っていた。

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2021年4月24日のニュース