H.I.P代表の林博通さん死去 75歳 海外大物の来日公演プロモート

[ 2021年4月16日 05:30 ]

死去したハヤシインターナショナルプロモーション代表の林博通さん
Photo By 提供写真

 3大テノールやテイラー・スウィフトら世界的アーティストの来日公演を手掛けたコンサートプロモーターでハヤシインターナショナルプロモーション(H.I.P.)代表の林博通(はやし・ひろみち)さんが12日、すい臓がんのため、千葉県内の自宅で死去した。75歳。香川県出身。葬儀は近親者で行う。喪主は妻泰恵(やすえ)さん。

 米国の名門バークリー音楽院で学び現地でミュージシャンとして活動後、帰国しプロモーターに。渡辺プロダクショングループ時代の1974年、クイーンの初来日公演に関わり、80年にH.I.P.の前身を設立した。

 チャック・ベリーやフランク・シナトラ、U2、マライア・キャリー、セリーヌ・ディオン、ブルーノ・マーズらを招へいした。

 手掛けるのは海外アーティストが大半のため、コロナ禍で経営に大きな打撃を受け、昨年末のインタビューで「月に20億円あった売り上げが毎月なくなっている」と苦境を語っていたところだった。

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2021年4月16日のニュース