田中邦衛さん死去 「北の国から」の聖地にファンの姿

[ 2021年4月3日 17:42 ]

「富良野・ドラマ館」に設けられた献花台
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 俳優の田中邦衛さん(享年88)の死去が分かって一夜明けた3日、テレビドラマ「北の国から」の北海道富良野市のロケ地には、在りし日を懐かしむファンの姿が見られた。

 麓郷(ろくごう)地区の「拾って来た家―やがて町」には、田中さんが演じた主人公・黒板五郎が劇中、廃材を集めて建てた住居がある。北見市の玉手忠顕さん(46)は「(五郎の子供の)純や蛍と一緒に成長してきた世代。父親は厳しい中にも優しさがあった時代で、ドラマを自分に重ねて見ていた」。旭川市の山本孝博さん(76)は「以前からよく来ていたが、亡くなったと聞いて久しぶりに行ってみようと思った。北の国からには思い入れが凄くある」と話した。

 田中誠司さん(54)は釧路市から所用に向かう通り道に立ち寄ったという。「もっと長生きしてほしかったが、(死因が)老衰と聞き、病気で苦しんだのではなくてよかったと思った」と語った。

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