どうなる藤井2冠の「初手・お茶」、王位戦を伊藤園が特別協賛も…スポンサーはサントリー

[ 2021年2月2日 05:00 ]

藤井聡太2冠
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 日本将棋連盟は1日、藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=が今夏、初防衛戦に臨む第62期王位戦7番勝負の特別協賛に「お~いお茶」を主力商品に持つ飲料メーカー・伊藤園が加わると発表した。棋戦表記は「お~いお茶杯第62期王位戦」となる。契約は第63期まで。

 気になるのはディフェンディングチャンピオンの藤井。高校卒業を機に3月2日から不二家、サントリー食品インターナショナル2社との広告契約締結が決まっている。サントリー食品インターナショナルには主力商品に緑茶の「伊右衛門」があり、今春以降CM起用の可能性も高い。

 藤井は対局開始時、自らの第1手を指す直前にお茶をすするルーティンで有名。持参したペットボトルから湯飲みに注ぐシーンもある。タイトル戦では協賛社の飲料があらかじめ対局室に用意されており、今期の王位戦も「お~いお茶」が並べられるが、藤井にとっては個人スポンサーと完全競合状態。「初手・お茶」の選択に窮する場面も予想される。

 日本将棋連盟によれば、タイトル戦では棋士のパフォーマンスを重視し、タイトルホルダーの意見が優先というのが基本姿勢。そのため藤井が望めば対局室に伊右衛門ペットボトルの持ち込みは可能だが、ラベルを剥がすなどタイトル戦協賛社への配慮を促す方向という。

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