「逃げ恥」新春SPに“鉄の女”西田尚美&青木崇高が新加入「うれしい」「引っかき回してやろうと(笑)」

[ 2020年11月3日 06:00 ]

「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」への出演が決まった新キャスト・西田尚美と青木崇高(C)TBS
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 2016年10月期に社会現象を巻き起こしたTBSの連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の約4年ぶり新作となる来年の新春スペシャルドラマ(来年1月放送)の新キャストとして、女優の西田尚美(48)俳優の青木崇高(40)の出演が決定した。それぞれ原作漫画に登場するキャラクターを演じ、西田は石田ゆり子(51)の同級生、青木は星野源(39)の新上司役。7月期の日曜劇場「半沢直樹」で“鉄の女”ぶりが話題を呼んだ西田は「今回からの参加ですが、とてもうれしいです」と喜び、青木も「引っかき回してやろうと(笑)」と気合が入っている。タイトルは「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」に決まった。

 月刊漫画雑誌「Kiss」(講談社)に連載された海野つなみ氏による同名コミックを原作に、求職中の妄想女子・森山みくり(新垣結衣)が独身会社員・津崎平匡(星野)の家事代行として働くうちに、2人が従業員と雇用主という関係の「契約結婚」をしてしまう姿を描く社会派ラブコメディー。“ムズキュン”“恋ダンス”などのブームを生み、視聴率も最終回20・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯)と大反響。初回10・2%から一度も数字を落とさず上昇し、初の大台超えを達成して有終の美を飾った。

 原作漫画の10巻と11巻を基に、結婚生活3年目に入った主人公・みくりと平匡ら連ドラのその後を描く新春スペシャルは10月初旬にクランクインし、撮影は順調。西田が演じるのは土屋百合(石田)の高校時代の同級生で病院の看護師長・花村伊吹(はなむら・いぶき)。互いにキャリアウーマンとなった2人は卒業以来34年ぶりに再会する。

 青木が演じるのは平匡の新しい職場・リゼアスの上司にあたる課長・灰原慎之介(はいばら・しんのすけ)。コミュニケーションスキルは高いが、体育会系のノリ。下ネタも口にするなど、平匡とは対照的。

 みくりの伯母・百合と風見涼太(大谷亮平)のその後の関係も描く今作。西田演じる伊吹がどのように物語に絡むのか。みくりと平匡に訪れる人生の一大事に関わる灰原を青木がどのように演じるのか、注目される。

 「半沢直樹」で開発投資銀行のバンカー・谷川幸代を好演した西田は「今回演じるのは、百合ちゃんと高校時代の同級生という役柄です。実際にゆり子さんとは20年前にドラマで共演して以来だったので、セリフがすごくリンクして、本当に友達と久しぶりに会えた感覚で現場にいさせていただきました」と石田と久々の再会。「今回からの参加ですが、現場はもちろん楽しいですし、『逃げ恥』も見ていたので、参加できることがとてもうれしいです。『いろんな人がいる。いていいんだよ』っていう、見てくださる方の気持ちが楽になるような、そういう風になれば良いかなと思います」と意気込んでいる。

 青木は「『逃げ恥』という4年前に大人気だったドラマに出演が決まった時は、引っかき回してやろうと(笑)。人気ドラマに途中から参加させていただくのは、興奮するものがありますよね。いわば視聴者の立場からなので、おもしろいチャレンジになるなって思いました」と心境。「このドラマは悪者が出てくるっていうわけではないですし、それぞれ等身大で、皆さんの周りにもいそうなキャラクターの人たちが描かれています。その複合体が社会なんじゃないかなって思いますし、そこを丁寧に描かれていると思いますので、是非楽しみにしていてください」と呼び掛けた。

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2020年11月3日のニュース