デヴィ夫人「不妊の9割9分は堕胎によるもの」…問題発言を謝罪、自身ブログで「深く反省」

[ 2020年10月29日 05:00 ]

デヴィ夫人
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 関西テレビ(大阪市)は28日、関西地区などで24日に生放送したバラエティー番組「胸いっぱいサミット!」の中で、タレントのデヴィ夫人が「不妊の9割9分は堕胎によるもの」など事実と異なる発言をしたとし「不妊に悩まれている方々をはじめ多くの人を深く傷つけた」と謝罪した。番組では、不妊治療の保険適用拡大について議論。パネリストとして出演したデヴィ夫人は、不妊の原因が中絶手術によるものだとし、中絶を禁じるよう求めた。発言後、同局のアナウンサーが事実と異なると謝罪。デヴィ夫人は「数字が間違っていたかもしれません」などと陳謝していた。

 同局は28日、番組公式サイトで「不妊症は女性側だけでなく男性側・免疫などさまざまな原因が報告されている」とした上で、デヴィ夫人の発言内容について「全く誤り」とのコメントを発表した。「不妊や中絶に関する偏見を助長しかねない。制作した局としての責任を痛感し、重く受け止めております」とした。

 デヴィ夫人も同日、自身のブログで「こうした事態を招いたこととなり、深く反省しております」などとするコメントを発表した。

 《昨年、岩井志麻子さんも問題発言》同番組では昨年5月18日の放送回で、パネリストで出演の作家岩井志麻子さん(55)が韓国の外交姿勢について「手首切るブスみたいなもん」と発言し問題に。関西テレビは編集せずに放送したことを「適切な判断でなかった」と謝罪。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が今年1月「放送倫理に違反」と判断した。

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