矢田亜希子「愛していると言ってくれ」撮影秘話 泣き芝居で涙出ず…豊川悦司に救われた一言

[ 2020年8月30日 17:02 ]

女優の矢田亜希子
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 女優の矢田亜希子(41)が30日、フジテレビ「なりゆき街道旅」(日曜正午)にゲスト出演し、ドラマデビュー作となったTBS「愛していると言ってくれ」(1995年)の撮影秘話を明かした。

 「愛していると言ってくれ」は、豊川悦司(58)演じる聴覚障害を持つ青年画家と、常盤貴子(48)演じる女優の卵との恋が描かれ、大ヒット。同作がステイホーム期間に「2020年特別版」として本放送から25年ぶりに“復活”し、再注目された。当時16歳の矢田は豊川演じる青年画家・榊晃次(さかき・こうじ)の義妹で、義兄を慕う高校生の榊栞(さかき・しおり)を演じた。

 ロケ中のトークで、MCのハライチ・澤部佑(34)から「その時に豊川さんらとは交流が…」と質問されると「そうですね。豊川さんの妹役だったので、特に豊川さんにはお世話になりました」と答えた。

 「思い出はいっぱいありますけど…」と話し始め、初経験となった泣き芝居の場面を振り返った。「演技で泣くのが初めてだったので“とにかく泣かないと”と思って、泣こうとしていたんです。でも本番になっても涙が出なくて。監督も優しい人でいろいろ教えてくださったんですが、それでも涙が出なくて…」と困っていた時に「豊川さんが横で“泣こうとしているからだよ”って。ちょっと笑いながら“泣こうとしているからできないんだよ。泣かなくていいよ、涙なんて必要ないよ。気持ちだよ”って言われた時に(演技に)凄く入り込めたんですよ」と語った。

 「涙を意識しすぎて泣けないんだなと。豊川さんの一言で泣かなくていいんだなと思ったら、ブワーと涙が出てきて」と続けると、澤部は「うわー、何この話!カッコいい!」と絶賛。矢田は「今でも豊川さんの、その一言は忘れていなくて。気持ちで演技すれば涙はついてくる。そこで涙が流れなくても気持ちで伝わればいいと、それをモットーに演技をしています」と演技への思いを述べた。

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2020年8月30日のニュース