舞台クラスター影響で公演中止 出演俳優「ちゃんと徹底しろよ」無念吐露も「舞台が悪いと責めないで」

[ 2020年7月14日 12:11 ]

 きょう14日からの上演が急きょ中止になった舞台「SUNFLOWER」に出演予定だった俳優でダンサーの鮫島拓馬(32)が、自身のツイッターで、悔しい胸のうちを長文でつづった。

 鮫島は「無事初日、千秋楽を迎えられますようにと書いた昨日 そして今日 舞台『SUNFLOWER』の全公演中止が決まりました。本当に悔しいです」と率直な思いを吐露。「見てもらうためにやってきたのに、見てもらえず終わる。こんな悲しいことはありません」とメッセージを投稿した。

 「舞台『SUNFLOWER』本日初日予定でしたが、クラスター発表された舞台を観に行ってきたキャストがコロナウイルス濃厚接触者指定されたため、急ではありますが全公演中止となりました。初日当日でのおしらせとなり大変申し訳ありません」と突然の中止発表となったことをお詫び。「僕らも公演するために、稽古はマスク着用。換気、アルコール除菌等もこまめにやりながら稽古していました。本番も口元だけのフェイスガードを着けて、舞台も換気したまま、舞台上でもアルコール消毒できる演出。スタッフはフェイスシールド着用。客席は間隔空けて。入館時に検温・消毒。出待ち入待ちは禁止。お客さんとの面会はなし。飲食物のプレゼント受け取りは禁止。プレゼントもアルコール消毒後受け取り。等対策も出来うることは考えていました」と万全の対策を行ってきたことを強調した。

 「本当に残念でありません。見てもらうため、楽しんでもらうために稽古してるのですから、見てもらえないことほど辛く悔しいことはありません」と無念の思いをにじませた鮫島。「ただ、お客様は勿論、キャスト・スタッフ全員の安全が一番ですから。楽しみにしていてくれた皆様 本当にごめんなさい。次事は舞台に立てるよう願ってます」とつづった。

 さらに、「今回舞台でクラスターが起きました。どんな対策をしていても100%防げるものではありません。キャストもスタッフもお客様も皆自分の生活をしています。舞台を見に来るだけ。ではないはずです。電車に乗ったり、仕事に行ったり、ご飯食べにいったり、人と会ったり。誰がどこから持ってきたわからない 今回はクラスターがおきた舞台で多く出たし、色々聞くとそこに原因もあると思います。正直ちゃんと徹底しろよ。とも思います」と怒りをにじませつつ「ですが、どの舞台も対策をしています。慎重に協議し、対策をたて共有し徹底しているはずです。僕らはこれをやるために命をかけています。どうか舞台が悪いと責めないでください。舞台だけじゃなく、夜の街という嫌な言い方も。皆それぞれの生活をしてる中で集まった。必ずしもそこだけが原因ではないと思います。どうかよろしくお願いします」と記した。

 続く投稿でも「これからやる舞台に悪影響がでませんように。お願いいたします」とメッセージを添えた。

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2020年7月14日のニュース