夏の甲子園中止でノンスタ石田 芸人らしく“すべらない話”で球児にエール

[ 2020年5月20日 22:23 ]

「NON STYLE」の石田明
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 お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明(40)が20日、自身のブログを更新し、高校球児に“エール”を送った。

 「代打・石田」とタイトルがついた投稿は、かなりの長文で本人も「小説風」と記載した力作。内容は、野球部に所属していた高校3年生最後の夏の模様だ。ライバルが部活を辞め、もらえると思っていたレギュラー番号の「4」ではなく、控えの「12」だったこと。「開会式の入場行進で手と足が同時になっていた」こと。さらに、直前の練習試合で快勝し、破竹の勢いで初戦に臨んだが、強豪校の前に歯が立たなかったこと。ズッコケる内容ばかりが続いたが、最後もしっかり“オチ”をつけた。

 最終回、2死無走者。ついに「代打・石田」のコールが監督から出るが、打席に立つとなぜか「送りバント」のサインだったという。「いったい誰を送るというのだ」と打席で悩んだ石田だが、「バット振るよりバントのほうが可能性がある」と監督に背中を押されて、再び打席に。結局最後はきれいに三塁線にバントを決めてゲームセット。「僕は一応のヘッドスライングをかましたが、まったく感動的ではなかっただろう」と振り返った。さらに試合後のミーティングで監督に「石井」と名前を間違えられるハプニング…。「僕の夏はあっけなく、そしてそっけなく終わっていった」と悲しげに振り返った。

 石田は「今となってはいい思い出。もう一度強調させていただこう。『今となっては』だ」とポツリ。「第102回全国高等学校野球選手権大会」(8月10日から16日間、甲子園)と、出場49代表を決める地方大会の中止が発表されたこの日。お笑い芸人らしく、「すべらない話」で高校球児にエールを送っていた。

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2020年5月20日のニュース